「そ、そうだよ」
強がるあたし。
こんなあたしはいらないのに。
勝手に口が答えてる。
「俺の気持ちわかってると思ったのに…」
たいちゃんがボソッと呟いた。
え?
たいちゃんの気持ち?
わかんない…
わかんないよ…
あたし鈍感で馬鹿だから
言ってくれないとわからない
「お前最低だな」
たいちゃんがそう言って先に歩いて行った。
やだ
待って
ごめん
ごめんなさい
ココロの中で謝ったって意味がない。
ちゃんと…言葉にしなきゃ
意味がないのに…
わかってるのに
あたしは…
できないんだ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…