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★★★

『最近潤くんとどう?』
いきなりの質問に
成美はパンをのどに
つまらせてしまった

『ど…どうって…』

『喋ったりしないの?』

『少しわね』
苦笑いで答える成美の
横で柚希は呆れた顔を
わざとした

『まあ、後輩だもんね』

『うん…』

あたし高野成美の
好きな人は一つ後輩の
宮原潤くんだ

『てか成美!
もうすぐ体育祭の
練習じゃんか!』

『そうなの〜!』
成美は嬉しい声をあげた

なぜならば成美は潤と
団が一緒で応援団にも
入っていたからだ

『潤くん応援団?』

『らしい!』

体育祭の練習

潤くんに逢える

成美の頭の中は
そればかりだった