「青空君の声に、私たちも励まされていたの。青春部に負けていられないねっていつもみんなで話してた」



そんなことだとは知らなかった。



図書室の間借りスペースは、文芸部の皆さんにとっては迷惑だと……。



「早く戻ってきてよ。青春部がいないと静か過ぎて、なんだか寂しいから」



そんな言葉を残し、帰っていく文芸部。



「俺達の夏季大会、応援にきてくれよ?」



そう言うのは、運動系の部活の皆さま。



「青空の声がなくなるのは痛いけど、仕方ないしな」



まさか青春部の応援を待っている人達がいたなんて。