でも考えてみれば、咲良先輩はあのテンションでもいいってことだよね?
だって好きってことはそういうことでしょ?
デートもしたいってことでしょ?
ああ、世の中ってホントわかんないっ!
世界七不思議の一つに加えてよ。
世界八不思議になってもたいして、変わんないでしょ?
でももう樹先輩は気にするなって言ってたし。
そうよ私が気にしたところで、まったく関係ない話だし。
そもそも、なんだか大人の世界って感じでわかんないし。
それよりなにより、自分のことのほうが大事だし。
相手にされていない人に、相手にしてもらえるようにするのにはどうすればいいの?
そんなことを考えながらも、《青春部・交流会遠足(歓迎会ともいう)》は無事に幕を閉じた。