私の弱みは将ちゃんを好きなこと。



将ちゃんはそれを知ってるから私を都合よく使うんだよね?



いいよ、それでも。



だから、1度でいいから私を必要としてほしいよ。




「保釈金を…皆で集めてて…」




『うんうん、大変じゃん。』




「でね…俺もまだ働いてたくて…」




『今って日払いの仕事もあるし。ゲンちゃんってキャッチの仕事してるんでしょ?大金が必要なら紹介してもらえば?』




「…いや、俺そういうの無理だよ…」




顔固まってますけど……


私も意地が悪いかな…?



でも、私も酷いことされたし!これくらいいいよね?




『あ、元カノさんは?車の支払いしてくれるって言うくらいだから、相談に乗ってくれるんじゃない?』