「陽菜、お金取り返さなくていいの?それと、こんなことで自信無くしちゃダメだよ?」 私は涙が溢れてしまいそうで顔を上げることができないまま、黙って頷いた。 私は本当にただ騙されている馬鹿な女で終わってしまった。 ただただ好きなだけだったのに… どうしたら好きになってもらえた? どうしたら振り向いてくれた? 私、もっといい子になるよ。 だから… 友達でいいから、まだ私と繋がっていて下さい。