挙動不審にも感じるゲンちゃんの顔をあまり見ることはなかった。



ゲンちゃんごめんなさい!




それから皆で映画を見ていたんだけど、気づけば私は寝ていた。





『…ん~っ…』





寝返りを打とうとした時、背中に違和感があった。





『……ん?』




起き上がることができないのは、私の腰に回された腕。






『えっ?』





もちろん裸などにはなっていない。




恐る恐る後ろを振り返ると………





しょ、しょっ…






将ちゃんっ!!!!






将ちゃんが私に抱き着くようなかたちで寝ていたのである。





『ッッ!!!』





1人悶えていたのは言うまでもない(汗)





寝顔もなんてハンサムなのー!




とか、





ちょー嬉しいぃー!





とか、





心がジタバタしていた。