「そういえばさー今日ってどこ行くんだっけ?」
「へへっ秘密!」
「えー何!!気になるってー!!」



タケちゃんの手ってあったかいなー・・・今まで気にしたことなかったけど・・・・タケちゃんの背中って・・・こんなにおっきかったっけ・・・?



タケちゃんは普通の田舎の住宅近くにあたしを連れてきた。



・・・全然デートスポットに思えないんですけど・・・!?


目が点になってるあたしにタケちゃんは笑いながら言った。


「暗くなったらわかるよ。」
「???」

そして近くの公園のベンチに座ってあたし達は話し続けた。

「なあ・・・十和?」
「何・・・・?」
「俺・・・ずっと十和のこと好きだから。ずっと俺が守るから。だから・・・ずっと俺のそばにいてな?」
「当たり前じゃん。あたしもタケちゃんのこと大好きだもん。」


あたし・・・どうしよう。おかしくなっちゃったのかな・・・
幹もタケちゃんも好きだって思っちゃうんだ。


「まぢ・・・好き。」
そう言ってタケちゃんは強く抱きしめてくれた。