「おらぁ~ちゃんとGOALせぇ~や!!」


グラウンドでは野球部やサッカー部外の部活の声が響いている。


「吉岡~♪わりぃがボールを倉庫から持って来てくれぇ!!」
「はぁ~い」


吉岡………
吉岡……。
吉岡が居たぁ!!!!!


「聞かなきゃ」


「くっそぉ。ねぇじゃんかぁ。」
「サッカーボールならこっちだよ。」
「おぉ。マヂで♪って斉藤。」
「吉岡。。。」
「なんだよ。お前か。」
「話があるの……。」
「はぁ?今見れば分かるだろ?部活中だから無理に決まってんじゃん…」
「今じゃなきゃ駄目なの!!!とにかく来て」
「お、おぃ…。」
私は吉岡の手を掴み人の少ない所へ連れて行った。

「お前なんだよぉ↓↓急によぉ。俺顧問に怒られるしぃ↓↓」
「とにかく聞いて。」
「う~ん。で『とにかく聞いてほしいの!!』
「分かったから。一体何だよ。」