ー莉子


桜「おはよー。」

莉「おはよ。」


あのまま、学校に来るまで右手を漣くんに握られていた・・・・・・


別に嫌だった訳じゃない


でも

私は、大河くんの事が好きだから

何故か罪悪感に襲われる


それでも

繋がれていた右手は、熱を帯びている


桜「今日から部活なんだって?まぁうちらもだけど。」


そんな気持ちは、桜によってかき消された


莉「そうなんだ・・・・・・。結構憂鬱。笑」


マネージャーをやった事が無いからだし


このままの気持ちじゃ、漣くんをどうしても意識してしまう・・・・・・


そんなの漣くんにとっては、お遊びだとしても。

私にとっては、初めての経験なんだ・・・・・・