-漣


「あれ、香織先輩今日いないのかな?」


「ん?」


昨日の練習試合のお陰で今俺達がしなければならないことが、1人1人わかった気がする


だから今日の練習にはいつも以上熱が入っていると思う



丁度休憩中にドリンクを飲んでいた海斗がそう言い放った



「莉子ちゃん大丈夫かな?漣心配しすぎちゃいけないよー。さっきからチラチラ見すぎ。」



「…っ…んなことない。」



「そうなの。ならいいんだけど。笑」



なんだこいつ


俺の心見透かされてると思った


ホントにこいつ天然なんだか鋭いんだか分からない