『ふ~。今日は皆凄いな…』
夏場が近づいていると言うことと、昨日の練習試合のせいか皆練習に熱が入っている
いい事なんだけど、マネージャー業が多くなってしまっているのだ
ドリンクもひっきりなしに作って持って行って、また作っての繰り返し
先輩が買出しに行ってしまったから1人で全てこなさなくてはいけない
そして今何度目か分からないドリンクを作っているところだ
『早く持っていかないと、みんな倒れちゃう。』
ラストのドリンクを作ってカゴに入れて部員の元に急いで持っていく
「あ、莉子ちゃんありがとう。何度もホントに助かるよ。」
持っていった所で1番私に近かった雅人さんに声をかけられた
『いえ!大丈夫ですよ。ここ置いておきますね。また取りに来ます。』
「ありがとう。」
近くのいつも置いているベンチにドリンクの籠を置いて、洗濯しているタオルを干そうとおもってまた部室に引き返そうとした
-っ……
え……
頭がいきなり真っ白になって、そこからの記憶が亡くなってしまった