雅治さんと別れて教室へ向かう
漣は私より早く登校したって言っていたから、もう教室にいるのか
なんか……
顔合わせづらいな……
どんな顔して会えばいいんだろうか…
今日1日だけ朝登校しなかっただけじゃない
何でこんなこと考えてるの、私
そう考えていると
-ガラガラガラガラ
目の前の教室のドアが開きそこから現れたのは
「っ…おはよ。」
『あっ…おはよう。』
漣だった
『…っと……。』
「それじゃ。」
え?
私が言葉をつなげる前に漣はスタスタとどこかへ行ってしまった
残された私はなんだか……捨てられたみたい