莉『はぁっ……。』

ピピピ…といつもはズーッと悲しく鳴っている目覚まし時計は、今日は鳴る前に止められてしまった。


それもそのはず。


どうしよう。
やっぱり一晩中考えたけど、何故かモヤモヤが晴れない。


昨日のモヤモヤの原因を知りたくて、そんな事を考えていたのだから。



莉『うわぁ……

最悪。』


顔を洗おうと鏡の前に立ったのだが、自分の疲れきった顔にビビる。


隈なんて自分には、絶対に関係のないものだと思っていた
けど、目の前の顔には………バッチリ隈が。あぁ、もう最悪。


私は、実際 大河くんの事をどう思ってるんだろう?自分の心に聞いてみる