振り向くと


ううん、振り向かなくても


貴方の事は、解る。



『久しぶりだな。莉子。』


こんなにざわついている煩いところだけど


貴方の


大河くんの声だけは、耳にスーッと入ってくる。



そして


私が惚れた笑顔を見せてくれた。



ギュー・・・・・・



なんだろう。

この胸が締め付けられる感じ・・・



転校する前には無い感情だ・・・。