ー莉子
漣くんが、海斗くんとサッカーボールを蹴っている間
雅人さんと色々な事を話した。
今日、実際には昨日なんだけど・・・
こんなに短い間で仲良くなれたって凄いと思う。
・・・・・・でも
この場所に漣くんがいれば、もっと楽しくなったな。
と思った
雅人さんとも、漣くんとも話したいと思う私は、欲張りかなぁ・・・。
そんな事を思っていると
私達の目の前をスーッと、一台のバスが通った。
雅人さんは、そのバスに見覚えがあるらしく
目をパチッとさせていた。
莉「あのバスに何かあるんですか?」
聞きたい衝動に駆られて、思いきって聞いた。
雅兄「あれね。今日の練習試合の相手なんだよ。」