「もうちょっと、自信を持ったらいいと思うよ。」

『……。』

「美穂ちゃんは充分可愛いんだから。」



優しい結愛先輩の言葉を、素直に聞き入れない私。



そんな私はやっぱり自分に自信がないんだと、改めて実感します。





『…じゃあ、どうしたら自分に自信が持てるようになりますか?』




だけどさっきと違うのは、自信を持ちたいと思っている私が存在することで。



自信を持って。
素直にワンピースを喜べるような私になって。



会長に近づきたいと、思えるようになったのです。