「お世辞じゃないんだけどなぁ~。」




そう言って、私から強引にカーテンを引き離し、私のワンピース姿を見て微笑む結愛先輩。



そんな結愛先輩はやっぱり可愛くて、自分と比べると落ち込んでしまう。




『……。』




結愛先輩には、こんなこと絶対に言えないけど。


こんなの、ただの被害妄想に変わりないと、わかってはいるけれど。




結愛先輩は可愛いから、そんなことを簡単に口走れるのであって。


私の気持ちがわかるわけない、そんなことを思ってしまうのです。