なんで柊が? 「柊?どうした?」 桂兄も疑問視してる。 「ほら。これ母さんが持ってけって。」 柊が桂兄に差し出したのは、肉じゃが的な煮物だった。 「あーどうも。でもなんで帰りわたさなかったんだ?」 私も感じた疑問。 「……………別に。」 柊は小さい声で呟いた。 ?。気のせい? 柊の顔が赤い気がした。