――そして今。
僕は不安定ながらも学校に通っている。
今の目標は、毎日通い続けることだ。とにかく毎日学校には行って、それから逃げないこと。
…ちょっと前までの僕には絶対出来なかったことだ。
朝、少しだけご飯を押し込んで制服を着て、学校に通う。
……ただそれだけのことだけど、僕には辛かった。
ホントのホントは、ちゃんと学校に通いたかったんだけど。
この物語は、僕が幼稚園児だった頃から始まる。
それから僕が歩んできた道のりを、きちんと書いていきたいと思っている。
今、生きることが辛いと感じる人に。特に、同世代の、思春期の真っ只中にいる君へ。