くらい。

つめたい。


毎朝目が覚めると、昨日よりやつれた姿の『僕』がいる。
くしゃくしゃになった昨日のままの服が不快に感じられて、固い床から身体を起こして脱ぎ捨てる。


――また朝か。


まだ僕、生きていたんだ。

自嘲気味に乾いた笑い声を漏らして、再び床に横になった。