どうしよう・・・
なんて説明すればいいの??

私は焦りまくりだった。

まあ、まだ仲がいい奴等だったからよかったけど、これがそんなに仲良くない奴等だったら、もっと大変なことになってただろう。

そう思うと、ちょっとぞっとした。

「・・・まあ、いいや。」

「だねっ。とりあえずさ、1人なの?」

「え?いや、美伊奈がどっかに隠れてるはず・・・」

私は苦笑いしながら答えた。

すると奏はあきれた顔で

「まじか!最低だなー」

って言った。

そういったかと思うといきなり口を開いて、

「おーい!美伊奈っ!さっさとででこねえと、皆に俺ら幼なじみだってばらすぞー!いいのかー?」

といった。

それを聞いた私と聡史は、顔を見合わせて、ポカーンと口をあけた。

初耳だった。

奏と美伊奈が、幼なじみだったなんて・・・

ちょっとたって、美伊奈が慌てて出てきた。

「ちょ、ちょっと!そんな大きい声で言ったら、皆に聞こえちゃうよ!」

すごく慌てていた。