しかし、彼女がどんどん大きくなってゆく度に、僕は彼女を信じるようになった。 「ローズ、ローズ、あなたは私の大切な宝物よ。」 年ごとに澄んでゆく彼女の声に、僕の心に張りついていたネバネバは、どんどん剥がされていった。