気づいたら知らない場所。


気づいたら知らない名前で呼ばれてた。

時には人が変わった様な私を見て、皆言った。


『二重人格』


私はその時の記憶が無かった。


そして嘘つき扱いをされた。


時に倒れることもあった。


病に侵されたか…―


だけど私は


みんなと同じで居たかった。


みんなと同じただの生徒で、先生から見てただの普通の生徒で…―


家族から見てあたしは子供で居たかったんだ。


自分の中にいるもう一人の自分に気づきながら…―


葛藤してた自分が居たんだ。


当時学校にはカウンセラーが居た。


私は自分の症状を言った。


細かく正確に話した。


そして病院を紹介された。


”精神科“…― 私が?


担当の医師はとても優しい先生だった。


私の話を聞いて医師はゆっくりと言った。


『解離性同一性障害の疑いがあります』



解離性同一性障害?


そして…―


それがのちに私の病名になった。


18の時だった。。