「・・・。」


ほんの少しの沈黙の後、
大和くんはなにも言わず
私の手をとった。


「っ!?」


大和くんの手が触れた瞬間――


何これ!?

心臓が!!

顔も熱いし!!


この気持ちを知るのは
まだまだ先のことだった。