コーヒーを飲みながら、ソファーに座るユキが問いかける。



「ねぇユキ。それおいし?しかもブラックだしさ。ぜーったい苦いって」

「こら、話逸らすな」



そう言ってユキは不思議な微笑を浮かべ、あたしを見てくる。


キュン。



わ、何であたし
ときめいてんの?


絶対なんか企んでるのに。
ユキの微笑も超ステキ。




いつのまにかときめいているうちに、ユキの顔が目の前にあった。

と、思う。