「あたしにだって夢くらいあるんだから…!」


聞いてよ。ユキ…

さっきからあたしの話しを聞いてくれない。



ちゃんとあるんだから。

大学に行くのを辞めたい理由。




「ユキのばかっっ!!」





あたしはそう言い残し、何も持たずにユキのアパートを出た。