TVのニュースも いいかげんなものだ。

”宇宙のカケラ”の作者の死を 悪徳サイトの関与と、詐欺容疑での立件などと騒いで取り上げていたのだが、 実情は 全く違っていた。  高校生の死は、 別の事が 要因だった。
たまたま、薬を飲んで伏せたデスク上のPCに執筆途中の作品がアップされていただけであった。   その作者にとっては 唯一の自己表現の場として、小説配信サイトは ちゃんと意味のあるものだったのだ。

たまたま? 単なる偶然ではない。 俊さんなる人物は 実際に ドラッグを販売していた。
ドラッグ密売の新規ルート拡大案として 導入されたのが、 一連のシロート小説配信サービスから、書籍化営業スタイルの企画だった。
そう考えると 悪行三昧の方策は 時に ある時点までは 人々を とても 幸福にすると言う事になりそうなのだ。   確かに どの詐欺事件でも 途中までは どの人々も 世界中で 誰よりも幸福を 味わっているのかもしれない。  功名心、、、達成感、、、信頼関係、、
これら、人間生活にとって ある意味 至福の楽しみは 中々、 大金使っても 味わえるものではない。  もし、目の前に これら至福の楽しみが ぶらさがっていたら、 人はいとも容易く 騙されてしまうものなのだ。

「おれは  この商売、、、ドラッグと 切り離して 勧めてみる。
 市場は 目の前に ちゃんと あるんだよ。方法論もあるんだし。」

果たしてそうだろうか。。。ペテンが絡むから 人は躍起に成れたのだ。
一丸となって 売り込もうとする姿勢、、、これだけで、うまくいくなら、
倒産する企業なんて ありはしない。  みんな、そうそううまくいくものではないのだ。