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…林田先生は、俺に恨みがあるとしか思えない。
前の授業のような二の舞はしないと、自分に選択肢は4つだと、言い聞かせて「4番」だと答えた俺に、林田先生はニッコリ笑って
「早水くん、ABCDで答えてね」
…とか言いやがった。
またまたクラスの笑い者になった俺は、都合よく委員会に出なければいけないという役割を、ご親切なクラスの皆様から押し付けられた。
…ご好意とは裏腹に、俺はかなりイライラしながら、時計とにらめっこしていた。
(まだはじまんねーのかよ…)
おれの頭の中は、『はやく部活に行きたい』…それだけで埋めつくされていて。
時計の針が一秒、一秒を刻むたびに、確実に俺の眉間のしわも一本、一本と増えている。
─その時だった。