「おーっはよー!朝から何いちゃついてんのマッキー!」



職員室に用があって出ていた旭が、廊下で会っただろうカゲと一緒にこちらへ来る。



「ラブラブだねえお二人さん。俺らもラブラブしとく?」



「なんで。やだ。キモい。」



あ、旭…。カゲが捨てられた柴犬みたいになってる。容赦ないよ。



キヨちゃんはそんな二人を見て、声を出さずに笑っていた。



「マッキーの笑顔って俺から見ても萌えだわ。破壊的だな。」



「……もえ?俺、燃えて、ない。」



キヨちゃん。『萌え』と『燃え』じゃ、意味が全然違うよ。