そして、私がこの時思ったことはその場だけのことではなくなる。



キヨちゃんは…というより、私達は、クラスメイトに、少しずつ認められるようになった。



「は、支倉さん、眞木さんも、おはよ!」



無視されていた私やキヨちゃんに、クラスの男子が数人が挨拶をして来たのだ。



「あ…お、おはよう。」



「おはー。」



ちょっとびっくりしてすっと挨拶に出なかった私と、変わらずほんわりと挨拶を返すキヨちゃん。



男子達はキヨちゃんから挨拶が返って来て、驚きと喜びの感想を各々述べて、他のクラスメイトのところへ行った。