「ちょっとー実行委員!真面目にやってよぉ。」



小町里奈は思惑通りになったのか、妙に嬉しそうに私達に言う。



旭は悔しそうにギリっと歯ぎしりをして、短い前髪をにぎりしめた。



「Don't pull leg!」



そんな気まずい雰囲気の中、キヨちゃんが低く呻く。



キヨちゃんの獣のような威圧的な目に、小町里奈は怯えて下がった。



「今、キヨちゃんなんて?」



「ふざけるなってさ。」



頭は悪いけど、洋楽ばっかり聴いてるおかけで英語だけはやたらと得意なカゲが、ニヤッと笑って答える。



そして、キヨちゃんの怒りの一言に乗っかるように旭がキレた。