「うわーん!影虎のくせにいいこと言いやがってー!絶対惚れてやらないんだからっ!」



「えー!そこは惚れてよぉ。」



私達って、どうしてこんな時まで締まりがないんだろう。だけど、この感じが嫌いじゃない。



キヨちゃんは、私達を一人ずつ時間をかけて見つめて、首を動かす。



まずは旭、そしてカゲの頬にキスを落とした。



「Thanks for saying so…あり、がと。」



そのキヨちゃんの行動に、旭もカゲも、カチンコチンに固まり、二人して真っ赤になる。



そして私に向き直り、私には、額にキスをするキヨちゃん。



「みー…君が、いた、から。俺の、世界が、変わった、よ。」



その言葉が私の心の奥底の、何と言っていいのか分からない感情を擽った。