そんなキヨちゃんに、カゲは優しく目を細めて言った。
「マッキーはさ、大切なものを失うのが怖いと思う。過去が過去だからしょうがない。けどね、俺個人の意見だけど、守りたい存在が増えるから、人って強くなるんじゃん?だから、それから逃げちゃ何も変わらない。」
同い年のはずのカゲが大人に見えて、止まった涙がまた出そう。
「俺達が強くしてやるからさ、いつかその友達にも、何回でも会いに行こう?」
キヨちゃんも、なんだかまた泣きそうな顔になる。
だけど、一番最初にまた泣き出したのは、私でも、キヨちゃんでもなく旭だった。
「マッキーはさ、大切なものを失うのが怖いと思う。過去が過去だからしょうがない。けどね、俺個人の意見だけど、守りたい存在が増えるから、人って強くなるんじゃん?だから、それから逃げちゃ何も変わらない。」
同い年のはずのカゲが大人に見えて、止まった涙がまた出そう。
「俺達が強くしてやるからさ、いつかその友達にも、何回でも会いに行こう?」
キヨちゃんも、なんだかまた泣きそうな顔になる。
だけど、一番最初にまた泣き出したのは、私でも、キヨちゃんでもなく旭だった。