「100パーかどうか分からないけど、私だと思う。だから、誰も死んでな…!」



私はキヨちゃんが気にしていたことを少しでも減らせることに嬉しくなっていた。



だけど、キヨちゃんに縋るように抱きしめられて、言葉が止まる。



「良かった…生きて、た。…ごめん、なさい。俺の、せいで。」



多分、すごく沢山の気持ちがキヨちゃんの中で雁字搦めになっていんだると思う。



私はキヨちゃんの身体をそっと離して、目を見て言った。



「謝ることない。きっと、私だから選ばれたんだ。私、植物状態になったおかげでキヨちゃんと仲良くなれたし、大切なことも沢山知った。だから、私で良かったんだよ。」



その言葉に、キヨちゃんが綺麗な顔をくしゃっと歪めた。