「マッキーも美和のおかげでナイス不思議キャラがバレてモテモテだからねー。」



何を人事のように!ってか、旭はカゲに好かれてんのにこういうことはないんだろうか?



「笑い事じゃないよー。だいたい好きなら正々堂々やってほしいよもう!」



「誰が、誰を、すき?」



私の旭の会話に輪って入る声。その声と共ににゅっとキヨちゃんの顔が横から出て来た。



「みー、だいじょぶ?」



キヨちゃんは首を動かし私の方を向く。



「だ、大丈夫!というか、あのー清太郎さん。顔が近いっす。」



私は綺麗なキヨちゃんの顔が近くにありすぎて直視出来ず、恥ずかしくて俯いてしまった。