「……っ!?」



私の足は思い切り踏まれて、私はボールを落としてうずくまった。



歯を食いしばり見上げると、その子は見覚えのある子。



さっき、キヨちゃんに差し入れしていた女子だ…!



うずくまった私に回りの皆が駆け寄る。



「美和?どうしたの大丈夫?」



旭の言葉に返事したいんだけど思いの外痛くて、言葉が出ない。



「ごめんなさい支倉さん!」



くそっ!絶対悪いって思ってないくせに!



こういう顔はイジメ受けてた二学期で完璧に見抜けるようになってしまったな。