口を開きマシュマロを受け止めると、広がるイチゴの甘酸っぱい味。



「いってら。」



柔らかく目を細めて私の頭を撫でるキヨちゃんに、さっきの不機嫌は吹っ飛んでしまう。



私は上がったテンションのまま旭と共に体育館の中に入った。



「マッキーからの激励もあったし頑張んなきゃねー。」



「ちょ!何そのニヤケ顔。キモいよ止めてよー。」



じゃれながらチームの三人と合流。



私と旭のチームは現役バスケ部がいないチーム。



相手もバスケ部はいないらしいから、絶対頑張るもん!