全クラスが終わり、午前の部が休憩になる。



「支倉さん、めちゃくちゃスピーチ良かったたよ!良かったら友達になって!アド交換しよ!」



「あ…ありがとう!」



お昼休憩なんだけど、私は他のクラスの子にこんな調子で沢山話し掛けられる。



そんなに良かったかな、スピーチ。



ようやく解放され、私は旭とキヨちゃんの待つところへ行く。



カゲはライブの準備で、ステージでチューニングを始めている。忙しそうだ。



私は電話帳に登録した他のクラスの子達のアドレスを見て、嬉しくて頬が緩んだ。