「美和ぁー……。」



夕日を見ていたら、ふと、旭が消えそうな声で言った。



「何?どしたん?」



「いや……なんか、ゴメンね。」



まさか謝られるとは思ってなくて、私は旭の顔を見る。



「なんで謝るの?」



「いや…さあ、私がもっとしっかり頑張ったら、美和はクラスに初めから溶け込めたのかなあって。美和が頑張って事故から復活出来たのに、ダメだなあ…私。」



旭は私のことを本当にちゃんと心配してくれているんだ。



でも、何て言うんだろう。ちょっと過保護だなあ…なんて思う。



だって………ね。