「あー この顔の傷は残るかもね。女の子なのに」


顔に・・・傷・・・残る・・・?


「どのくらい?」


あたしの声は相当小さかったと思う


さすがのあたしでも、顔に傷はショックだった


鏡を渡されて、顔を見せられた


顔の傷ははじめてみた。。。


どんどん涙が流れてくる


とまってほしいのに止まんない


ショックを受けすぎて、診察室を出るときお礼をいえなかった


顔にガーゼ、腕はそれほど傷が深くないらしく、包帯を巻かれた


「帰んぞ」


「あっ・・・・んね・・・傷・・かっお・・の・治んないっ・・って。あと残るぅ・・ってー」


泣きすぎて自分でも何を言ってるか分かんない


前を歩いてる亮弥が聞いてくれてるのかも分かんない



「あた、し・・・・っ・もー顔・・っだめだね・・・」



亮弥が急に止まって、亮弥の背中に衝突してしまった


「っごめっんー」


視界がまくっらになった。


真上から聞こえる亮弥の声