「てか望ちゃん

可愛いよな〜…」




「…俺のなんだけど」





低い声で言った

というか低い声が

出てしまったが正しい




「は?

可愛いって言っただけで妬いてんの?」


辰巳はニヤニヤしながら

聞いてくる






「…妬いてないし;」




強がって返したけど

…確かにそうかも





ほかの男に

見られるってだけで嫌;






はぁ〜…

俺ってこんな奴じゃ

なかったのにな?







「望ちゃん

人気あるからね〜」




「…え?」





…確かに望は

可愛い。


笑顔とかやばいと思う


でも見た目中学生だし。

細いけど胸ないし。



バカで元気で

警戒心なくて

寂しがり屋…みたいな







…人気あるんだ?

あいつの良さなんて

俺だけが

知ってればよかったのに…



「あっ!おい?」





また

気づいたら寝ていた;











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