驚いて見下ろすと、誰もいない。 そしてまた足音が聞こえた。 エリは急いで足音のする方へ走った。 大人の足なら十分に追いつくことができるはずなのに、 階段を降りて、 げた箱の所まで足音を追いかけても、 姿は見えなかった。