そして驚きの言葉。 「走んのか?」 「うん。」 「透子、途中でぶっ倒れたりしないでよね。」 「大丈夫、ちゃんと紘波まで持ってく。」 アナウンスがかかって、リレーに出る選手は入場門に行かないとならない。 流星は立ち上がり、私の頭をポンと撫でて行った。 「行ってらっしゃい。」 みごと、フラオブは文化部で一位を獲得した。