「ぅ…ん……」

蛍光灯の明かりが差し込み、俺はゆっくりと瞼を上げた。

「あ、起きた?」

声をする方に顔を向けると、そこには椅子に座ってこっちをじっと見つめている舞瀬がいた。
途端にあの行為を思い出し、顔が熱くなった。
恥ずかしさから一刻も早く抜け出したくて、跳び起きようとする。

「…っ!?
…〜〜っ」

声にならない激痛が腰を襲う。
そして全身のけだるさから再びベッドに身を沈めた。

「大丈夫か?
まだ起きない方が良い。」