長いキスが終わり、俺は顔を横に向けた。
舞瀬を見ていたら、好きと言ってしまいそうになるから。

「…ちょっと待ってて。」

舞瀬はベッドから降りて、その場を離れた。
そしてすぐに、何かの容器を手に戻って来た。

「それは…?」

「軟膏。
無いより良いと思うから。」

そう言うと舞瀬は軟膏を手に取り、俺の蕾へ塗り始めた。

「んくっ…」

異様な感触に身体が強張る。

「痛い?」

「平気…指、入れていいよ…んっ…」