先生の精一杯の約束。

未来への約束。




「先生っ…!」


その言葉にまた崩壊したあたしの涙腺。

先生は微笑みながらその涙を拭う。




「…あ、夜景きれい」

「これが前に話した絶品の夜景」

「すごーい!!」


想像以上の夜景にあたしはしばらく見とれる。

先生が生まれ育った街の夜景が、あたしを少しだけ勇気づける。

大丈夫だよって。

あたし達を見守ってくれてるー。




「ほら、行くぞ」