「あ・・・、なんでしっとるんかな・・・」


「まー・・・、ね」


「な・・・何それッッ、ちょっと答えてく・・・「 可愛い奴やな」



あたしがまだ喋っている途中にも関わらず、
海斗君は途中から割り込み・・・。



「えと・・・は、は・・・い?」


「だから・・・、・・・・・・可愛い奴って言ったねん」


「・・・は・・・・・・」



何この人、頭おかしいんじゃないの、って一瞬思ってしまった。



「あの・・・頭大丈夫ですか?病院行きますか?」


「うっなせーな、これが本心だよ・・・っつっても信じひんやろーけど・・・んじゃ」


「あ・・・ちょっと待ってよ!!」


「・・・ん」


「あッッ・・・、ご、ご、め・・・何にも無いで・・・す」


「・・・やっぱ変で可愛い奴。」



最後にそう言い残して何処かに去って行った。





*