「あと、コンビニのバイトは、俺が代わりに行きますから大丈夫です。」


「えっ、そんな、私行きますから。」


「そんな、あなたに行かせたなんて知れたら、俺が悟に怒られますよ。
自己紹介まだでしたね。
立川 望[タチカワノゾミ]です。
悟と同じ高校です。
駅のパン屋でバイトしてます。」


駅のパン屋。


悟と買い物したから、達也と千春知ってたのか。


「それで、今日は宅配にきました。」


立川くんは、後ろから大きな段ボールをだした。


「これ、悟からです。」


段ボールをのぞけば、高そうな瓶の牛乳二本、食パン、菓子パン、サンドイッチ、シュークリーム、カップスープなど、たくさん入っていた。


「食パンは食べ切れない時は冷凍庫に入れてください。
緑色がほうれん草食パン、赤色が人参食パンの野菜食パンです。
シュークリームなどは明日のおやつに食べてください。」


「うわー、ちはるいまシュークリームたべるー。」


「ダメだよ千春。
シュークリームは明日にしようよ。」


達也と千春、段ボールのぞきすぎ。


「すいません、今お金を「悟からお金はもらってるから大丈夫ですよ。」


えっ、またお金だしたの?