「「ごちそうさまでした。」」

ふふ、達也と千春口の周りミートソースだらけ。


悟がティシュで拭いている。


どうしよう。


もう調子良いから後片付けできるんだけど、出来たら悟家帰るのかな。


帰ってしまうのかな。


何考えてるの私。


帰るのが当たり前の事なのに。


「悟、私後片付け出来るから。」


「大丈夫?」


「うん、悟のおかげでもう大丈夫。」


帰る悟?


「じゃ、二人でやろ。
俺洗うから、小百合拭いて。」


「はい、達也これは上ね。
はい、千春これは下ね。」


悟が洗って、私が拭いて、達也と千春がしまう。


なにこれ、めちゃくちゃ幸せ感じるんですけど。



それから、悟が達也と千春と一緒にお風呂に入って、ただいまテレビを見ながらくつろぎタイム。


「はい、どうぞ。」


悟がホッとミルクを作ってくれた。


「達也、千春ちゃん角砂糖いくつ?」


「ちはるじぶんでいれるー」

千春、角砂糖が珍しいんだな。


買ったことないもの。


悟が買ってきたんだよね。

高そうな瓶に入ってる牛乳も。


お金使わせてるよね。


これじゃ、私がお金目当てみたい。